野宿ギア

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ツーリング/キャンプ レポート

東北車中泊の旅2012 [2日目]

寝ている間に雨が降っていた。
屋根のない場所に駐車しているので、車のルーフにあたる雨音で目が覚めたりした。
起床は7時。まだ小雨が降っていたが、あがりそうな感じ。
前日に買っておいたサンドイッチで腹ごしらえをして、駐車場を出る。
車中泊は車内が乾燥して喉が痛くなる。濡れ手ぬぐいを用意するのを忘れていた。
龍飛灯台の駐車場から青函トンネル記念館に向かう。
途中、有名な階段国道や津軽海峡冬景色の石碑がある。
車で3分ほどで青函トンネル記念館に到着。
駐車場は広く、トイレもあるのでこちらに泊まるのもいいかもしれないが、灯台駐車場から見る夕日はぜひ見ておいたほうがいいと思う。(灯台駐車場にもトイレがあるし、飲料の自販機もある)

青函トンネルに敷かれている線路。
開通当初から新幹線を通すことを見越して三線になっている。
これから3年以内に青函トンネルに新幹線が通る計画があるらしいので、敷設から20年以上たってようやく新幹線用の線路が使われるわけで、計画した人の先見の明というか計画性はすごいと思った。

青函トンネル記念館のメインは、青函トンネル竜飛斜坑線だ。

青函トンネル記念館駅と体験坑道駅を約8分で結んでいるトロッコで、始発は午前9時。
青函トンネル記念館の開館が8時40分で始発分はすぐに売り切れてしまっていた。
ちなみに、この体験コースで竜飛海底駅(トンネル本線にある、実際に列車が通過する駅)に行くことはできない。

海面下140m地点に体験坑道駅がある。
トンネルの上に海があると思うとちょっと怖い。


トンネル内は青函トンネルを掘った時の様子が再現されていたり道具が展示されている。
その中をガイドのお姉さんの先導で見て回る。
トンネル工事の様子や苦労が分かって興味深い。

この扉の先に竜飛海底駅がある。
青函トンネル内で事故があった場合、竜飛海底駅に停車し、この扉から体験坑道駅→青函トンネル記念館と避難するらしい。
残念ながらこの扉の先には行けないのだが、竜飛海底駅も見てみたい。
帰りもトロッコに乗り青函トンネル記念館駅に戻る。
体験坑道体験コースはだいたい45分ほどかかるので、地上に戻ったのは9時45分。
軽くおみやげ売り場をひやかして記念館を後にする。
ここから青森市を目指す。
海沿いを走りたかったので、国道399号→国道280号とたどる。
ところどころに海水浴場などの観光地がある他はさびしい感じの漁村で、非常に走りやすい道だった。
青森市まで約80kmの道のりだが、車もほとんどなく信号もない。


青森市での目的は「長尾中華そば 西バイパス本店」。
中華そば「こく煮干し」を注文した。
昨日から食べている濃厚な煮干しラーメンは、津軽ラーメンのニューウェーブのようで、津軽ラーメン元々はあっさりとした煮干しラーメンのようだ。
こってり好きなので今回の旅では津軽ラーメンは食べずじまいだった。
だって、こってり煮干がうまいんだもん。
長尾中華そばを堪能したあとは尻屋崎を目指す。
国道7号→国道279号で約130km。
この区間もめちゃくちゃ走りやすかった。
とにかく車も信号も少ない。


道中では寒立馬が見られるか不安だったが、到着した途端に8頭くらいに遭遇した。
道端の原っぱでもりもりとお食事中だった。
車道のどまんなかで延々と立ち止まっていたり、歩道に立ちながら撮影していたら近づいてきて押しのけられたり、人間など眼中にない寒立馬たちだった。
尻屋崎の海岸線を走りながら海を見ていると、スタンドアップパドルをやっている人がいた。
まだ海に入るような気温ではないと思うのと、北国でスタンドアップパドルというのに違和感があるのとで、驚いた。
尻屋崎を後にし、龍泉洞に向かう。
翌日の朝から龍泉洞見学をするために今日中になるべく近づいておこうという計画だ。
国道338号→国道45号で青森県をひたすら南下し、岩手に入りさらに南下。
途中の大型スーパーマーケットで夕食のためのビール、肉などを仕入れひたすら走る。
午後9時ころにようやく龍泉洞近くにたどりついた。
この220kmの区間も走りやすかった。とはいえ、八戸市などの都市部付近では信号も多く車も多かった。
龍泉洞のほど近くに、道の駅「いわいずみ」がある。
最近施設の改修をしたのだろう、とてもきれいでトイレなどは2つも温水洗浄便座がとりつけられていた。
すばらしい施設だ。
夜9時にもなるとほとんど人気はなく、駐車場に車中泊らしき車が2台とわれわれのみ。
ここでもビールを飲みながら肉を喰らった。
旅の終盤ということで今回の旅の反省会を行ったが、酔いも手伝って、今回の旅は素晴らしすぎるという結論にいたった。
反省する気なし。
この日は移動がすべて一般道だったため、走りやすかったとはいえ高速道路よりも気を使う場面が多く、疲れた。
青函トンネル記念館と尻屋崎はよかったし、長尾中華そばもうまかった。
さらに、岩泉についてからは昨日と同じく缶ビール急冷器でキンキンに冷やしたビールと焼肉がうまくて、疲れているのにもかかわらずダラダラと2時間ほど飲み食いするほど気分がよかった。
日中は曇りながらもなんとか降らなかったのだが、雨が降り始めたのでお開きにして車で寝た。

肉塊!

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. 男兄弟って良いですね。うちは
    姉ちゃんなので、一緒に旅行
    なんて考えられません・・・
    私も青森出張の時に長尾中華そば
    行きました。毎日昼は、ラーメン屋
    散策してました。
    現地で、情報を得て
    今青森は、「味噌カレー牛乳ラーメン」を食べてみろと言われ
    食べて、来ました。
    味噌嫌いの私でも美味しかったデス。
    教えてくれた人に「美味しかった」
    と伝えたら、おまえは、おかしい
    と言われましたが・・・・

  2. >yamame07さん
    いらっしゃいませ~。
    青森のラーメン、うまかったです。
    また食べに行きたいです。
    目的地を決めてひたすら走って夜は野宿 or 車中泊という旅のスタイルにつきあってくれる人間はなかなかいないので、弟と趣味があうのはとてもラッキーです。
    ラーメン食って走って夜は酒飲んで寝て風呂にも入らないという生活を3日間ですからね。
    普通の人はいやがりますね…。
    味噌カレー牛乳ラーメンは次の機会にチャレンジしてみたいです。

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