7月の3連休を利用して東北車中泊の旅に行ってきた。
弟と自分の二人で2泊3日。
全行程2000kmのかなり充実した旅となった。
今回の旅は秋田・青森・岩手の3県をまわり、メジャーな観光ポイントと各県のラーメンを食べるというのが主目的。
秋田のラーメンは時間的に行けなかったので青森・岩手のラーメンを堪能してきた。
さらに、観光地は、奥入瀬渓流、龍飛崎、尻屋崎、龍泉洞をまわってきた。
旅のスタートは土曜日の深夜0時。
金曜日の仕事が終わってからの出発ということでまずは千葉県我孫子市の「環七ラーメンてらっちょ」で腹ごしらえ。
15年ほど前に環七で一世を風靡した土佐っ子らーめんの流れを継ぐ店で、背脂系の濃厚ドロドロスープが特徴の店だ。
若い頃は濃厚スープが好きだったのだが、おっさん化が進んでいる現在、ここまでアブラアブラしていると厳しいものがあった。
その後、常磐道に乗り、いわきJCTから磐越道→郡山JCTから東北道に乗る。
午前5時くらいに二人ともさすがに体力がきつくなり、どこか忘れたがPAで仮眠をとった。
7時30分に再スタートし、十和田ICで東北道を降りる。
十和田湖の東岸の奥入瀬渓流。
天気もよく、渓流沿いの遊歩道をしばらく散歩した。
奥入瀬渓流の本流で唯一の滝、銚子大滝。
奥入瀬川は十和田湖から流れ出ている川だが、この銚子大滝を魚が遡上することができず、もともと十和田湖は魚が生息していなかったらしい。
川は海からはじまる、というのがよく分かるエピソードだ。
生命は海からはじまり、川を昇ってきたのだなーとか考えながら、水と緑の空気を楽しんだ。
奥入瀬渓流沿いを歩いてみたい気持ちもあったが、まだ旅ははじまったばかりで本日の目的地の龍飛崎まで160kmを残しているのと、銚子大滝でけっこう満足したので、次の目的地、弘前市を目指すことにした。
国道7号、国道339号を使い弘前市へ。
弘前市の「たかはし 中華そば店」。
濃厚な煮干しスープの中華そばで、うまい。
こういうタイプは関東ではお目にかかったことがない。
青森のラーメン屋さんはレベル高いなー。
つづいて「中華そば あらや」。
ここも濃厚な煮干しスープ。たかはしで食べたばかりにも関わらず、うっすら酸味を感じるスープがおいしく、完食・完飲。
お冷がジョッキででてきたのは面白かった。
立て続けにラーメン2杯を食べて、かなり腹がいっぱいになった。
あらやの駐車場で車に乗り込もうとしたところ、斜め向かいにカブセンターという大きなスーパーマーケットが目に入った。
これからは龍飛崎に向かいそこで泊まる予定だったので、ここで買い出しをしていくことに。
ビールやら豚モツやら牛ロースやらを買い込んでクーラーボックスにしまい、一路龍飛崎へ向かう。
国道399号は青森県の西海岸を北上していく。
龍飛の直前で山に入るのだが、道端に猿がいた。
猿の生態には詳しくないが、仔猿がけっこう小さかったのでまだ生まれて間もないのだろう。
逃げることもなかったし、こちらに近づいてくることもなかった。
18時30分過ぎに龍飛崎に到着。
灯台近くの駐車場に車を止めた。
夕日を見に来ているのだろう、10台ほど車が止まっていて、車の外にでて写真を撮ったり夕日を眺めたりしているカップルがちらほら。
運良く、水平線上に雲が出ていない。
ゆっくりと沈んでいく夕日を眺めながら、ひたすらすげーなーと思っていた。
いよいよ太陽が沈む。
テレビなんかではよく見るが、太陽が水平線上に接しているのを自分の目ではじめてみた。
きれいな風景だ。
わずかに光を残して太陽が沈んだ。
19時10分ごろ。
さえぎるものがないので、しばらくの間、雲が夕日に照らされて明るかった。
思いがけず素晴らしい条件で夕日を見ることができて満足。
夕日が沈んでしばらくすると他の車は三々五々帰って行き、自分たちの車だけになった。
今日はこの駐車場で車中泊することにする。
買い込んできたビールで乾杯し、フライパンでホルモン、肉を焼いてつまみにする。
アサヒスーパードライの懸賞だった「缶ビール急冷器」が大活躍で、キンキンに冷えたビールがうまい。
飲んで食って満足したあとは、車の座席をフラットにして寝た。
疲れとビールとですぐに眠りについた。
肉塊!
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