週末、BioLite stoveを持って、近所の河原に行ってきた。
本当の目的は、MSRのツインシスターズのコーティングがベトベトしてきたので、これが噂に聞くウレタンコーティングの加水分解か!と、対策をしてきた。
河原で張ってベトついている裏面全体にPOLON-Tを塗りたくって乾かしている間にBioLiteで遊んでやろうという魂胆。
広げてみると、ツインシスターズは裏面がベトベトなだけでなく、シームテープもボロボロに剥がれかけているという、ちょっと悲惨な状態だった…。
さっきまで晴れていたのに、張った途端に雲の厚みが増してきて、気持ちはさらに凹む。
乾かして撤収したいんだから雨降るなよー。
(その願いもむなしく、その後、ポツポツと降ったりやんだり)
前置きはこのくらいにして、BioLiteの話を。
今回は木質ペレットを燃料とした。
ちなみにBioLiteの炉のサイズだが、
直径7.5cm、高さ14.5cm。
なので、容積は640cc。
ただ、二次燃焼のために上部に穴が2段に空けられていて、底面からその穴までは12cmなので、有効な炉の容積は530ccとなる。
今回、その530ccに入った木質ペレットは332g。
点火。
着火剤を利用したところ、2分ほどでペレットにも火がついた。
目玉焼きとカップスターで昼飯にした。
クッカーは、ALOCSのCW-C05の1.7L鍋とフライパンとフタを持っていった。
火力が強いので目玉焼きは白身にある程度火が入ったところで火から下ろしてフタをして余熱調理としたところ、かなりうまくいった。
やっぱりフライパンにフタがあると便利だ。
カップスターはひさしぶりに食べたが、カップヌードルよりもうまいと思った。
炎が反時計回りに渦を巻いているのがわかる。
トルネードかっけー、と1人でもりあがった。
木質ペレット332gでどのくらい調理ができるかというと、かなりすごい数値が出た。
点火から37分後に炎があがらなくなりペレットが炭になった。
ここからさらに24分後に充電可能サインが消えた。
BioLiteは温度差による電位差で電力を得ている(ゼーベック効果)ので、充電可能サインが出ている間は電位差を生むほど炉の温度が高いことになる。
よって、おそらくその間は調理可能時間といっていいだろう。
というわけで、332g(530cc)の木質ペレットで約1時間の調理が可能といえる(その間充電も可能)。
たとえば、ナルゲンの1リットルボトルに木質ペレットを詰めていけば、1時間×2回の調理ができる。
2時間あればiPhone4も半分以上充電できる。
短いが動画も撮ってみた。
バックで聞こえるフィーンという唸り音が送風のためのモーターの音。
おまけ。
BioLite stove と Wild woodgas stove を並べてみた。
肉塊!
初めまして!
Boilite凄いですね!
まだ国内で入手できなさそうなので、残念です。
原発がどーのとか言う前にこうゆう素晴らしい商品をドンドン開発してほしいものです。
コンニチは…
レポート観ていると早く手に入れたいです。ペレットを使った事ないですがお手軽に持ち運びできそうで良いですね。Bio liteと一緒に持ち歩くクッカーも研究しなきゃ!ススになりますもんね。オススメ有りますか?
>北国キャンパーさん
いらっしゃいませ~。
コメントありがとうございます!
BioLite stoveは期待通りの働きをしてくれそうです。
激しく燃える割には炉の体積が少ないのがちょっと気になるところです。
普通の営利団体ではない感じなので、国内代理店で販売する方法は取らないような気がしてます。
予約当初から日本を含むアメリカ国外への発送に対応してますし。
>のりさんさん
いらっしゃいませ~。
BioLite stoveに木質ペレットはとても便利だと思いました。
燃料として安いですし、おがくずを圧縮して固めたものなのでアヤシゲな添加剤も入っていません。
唯一の弱点は湿気・水気にとても弱いので保管に注意です。
クッカーについては、炎の勢いが強いので底面積の大きなものがいいと思います。
ストーブがそんなに軽くないので、これを持つならクッカーを軽量化しなくてもいいと思うので、使いやすさを考えてアルミ製がいいかと。
DUGのFESTAのようにナベ×2、フライパン、フタという構成がいろいろな料理に対応できていいのではないかと思います。
おはようございます我が家にもやっと届きました。時間がなくてまだ火入れしていませんが…ジェットボイルもそうなんですが炉の中に(クッカーの中に)本体をしまう時に何か?布にくるんだりしていますか?オススメの布にとか有りますか?なんか汚れたり傷つきそうです
>のりさんさん
いらっしゃいませ~。
届きましたか!火入れが楽しみですね!
炉の中は高温になるのでそれほどススはついていません。
あと、私は使いはじめた道具が多少傷ついたり汚れても気にしないタチなのでユニットを炉にしまうときに養生してないです。
オススメとしてはカーボンフェルトですかね。
ユニットを収納するときの保護と、BioLite使用時に地面に敷いて芝生などの保護の両方に使えます。
BioLiteは脚付きなので地面へのインパクトはほとんどないですが、カーボンフェルトでさらに安全ということで。
東北の旅は火器はBioLiteのみを使ったのですが、風にも強いし火力もあるしペレットで長時間燃焼するし、とても快適でした。
毎回有意義なお返事有難うございます勉強になります
>のりさんさん
いらっしゃいませ~!
分かる範囲で答えますので(というか私個人の感想しか答えられませんが)、質問大歓迎です。
またいらしてくださいー。
楽しいBioLiteライフを送りましょう!