ゴールデンウィークだが、いろいろと事情があって実家→犬吠埼→勝浦→実家の日帰りツーリングとなった。
バイクは、ベスパ(Vespa)PX200にサイドカーをつけたもの。
いまやベスパも4スト250cccとなってしまい、200ccの2ストのPX200は絶滅危惧種かもしれない。
サイドカーの方は、某サイドカーショップのハンドメイドのワンオフで、話によると同じものがこれまで3台作られて、うち1台は現存していないらしい。
ということは、世界に2台しかないということで、これまた珍しいものなのだ。
ただでさえ小ぶりなベスパにサイドカーがついていてオモチャみたいな外見だ。
見た目通り、とても非力。
PX200は4速マニュアルだが、4速だと明らかにトルクが足りない。
運転手+サイドカーにも乗車で登り坂だと3速でも厳しい。
速度は平地で65km/h。
追い風下り坂の参考記録で80km/h。
それでいてETCがついてるんだが、高速道路なんぞ走ろうものならものすごい邪魔者扱いされること請け合いだ。
サイドカー側にも乗ったが、こちらは極めて快適だった。
視点が低い。乗った状態で腕を伸ばせば路面に触れるくらい低い。
そのため60km/hくらいでもスピード感がある。
サイドカーのタイヤ、さらにバイクとの接続部の計2ヶ所にサスが入っていて乗り心地もマイルドで、多少路面が悪くても気分が悪くなるようなことはない。
むしろ快適すぎて眠くなる。
そんな珍しいバイクに乗ってご機嫌なツーリングのはずだったが、天気予報に裏切られてあいにくの曇り模様。
銚子の海は、波が岩に叩きつけられて荒れていた。
途中、ポツポツと雨粒が降りてくるような場面もあったし、なぜか夏気分(海や海沿いに行くときはなぜか常に夏気分になってしまうのだ)の服装だったこともあり、肌寒い。
出発から100kmくらい走ったところで昼飯。
九十九里ビーチライン沿いの中華料理店に入った。
九十九里に行ったのになぜ寿司とか海鮮を食べないと指摘されるむきもあろうから書いておくと、自分は旅先の特産物や名物にとくに重きをおいていなかったりする。
さらに、魚より肉が好きだ。
九十九里の名産が豚丼とかだったら是が非でも寄ったに違いない。
で、食い終わって同行者とこれからどうするか話し合う。
まったく揉めることなく、もはや帰ろうとまとまったため帰途についた。
サイドカーベスパはなかなか楽しかったが、慣れないのと非力なのとブレーキが効きにくい(重いからね)ので非常に疲れた。
もちろん渋滞に巻き込まれたら逃れるすべはないので、時間があるときに気長にトコトコと乗るのに向いているのだろう。
若者にはおすすめしない。ジジイの乗り物だ。
仕事を引退するくらいになったらこれで日本を回りたい、みたいな人向けだろうなー。
(でもクラッチに負担かかってるから壊れやすそうだし、ブレーキはもっと強化しないと危ないかもしれないし、サイドカーに乗ってくれる人がいないとせっかくのサイドカーが無駄だし、なかなかハードルが高いバイクだと思うよ)
肉塊!
こんちは~。
お久しぶりです。
偶然に見つけてしまいましたよ~。
ベスパライフをエンジョイしてますね。
キャンプ道具も凝り出すと切りが無いですよね。
僕は、使いづらいですが、味が有るオールド物が好きです。
コールマンのランタンは同じ生まれ年の物を2年かけて探しましたよ。
ではまた~。
>秀東さん
いらっしゃいませ~。
えー、おひさしぶりです!と言えればいいのですが、私は秀東さんが思っている人物の息子です。
親父がずいぶん乗っていないのでそれを口実に借りて走ってみたのでした。
あれはクセになりますね。
今後ともよろしくお願いします!